スーパーの棚を眺めていると、つい心の声が漏れてしまうんです。
「なんでプリンも豆腐も3個入りなんだよー！」
特にうちは4人家族。毎回あと1個足りないんです。納豆なんて、まるで「椅子取りゲーム」。誰かが勝者、誰かが敗者。これが毎朝の小さなドラマ。
でも、ここまで徹底して「3個入り」が多いのにはワケがあるらしいんです。メーカーもスーパーも、わざわざ意地悪しているわけじゃない。むしろ、ちゃーんとした戦略と理由があるんだとか。
今回は、そんな「3個入り」の秘密を深掘りしつつ、4人家族が抱える“モヤモヤあるある”や、笑ってごまかす活用術までたっぷり語っていきます。
なぜ「3個入り」が多いの？笑えるけど納得の理由
その1：ちょうどいい「中途半端」
2個だと「え、足りなくない？」、4個だと「いや、ちょっと多いかな…」。その真ん中に座っているのが「3」。なんとも中途半端。でも、この“半端さ”が実は絶妙。気づけば私たちは3個入りに手を伸ばしてしまうんです。
その2：数字マジックで「お得そう」
「3個パックで198円！」って書かれると、なんか得した気分になりません？実際には1個66円で、別に驚くほど安いわけじゃない。でも「3」という数字のまとまりに人は弱いんです。スーパー、心理戦が上手すぎる。
その3：売り場も助かる「回転率」
売り場側の事情も見逃せません。2個入りだと棚がすぐ空っぽ、4個入りだと残りがち。結果、売れ残りが減って一番効率がいいのが「3個入り」。スーパーも私たちも、結局この“3の呪縛”から逃れられないんですね。
スーパーで出会う「3個入り」名物たち
豆腐・納豆の3兄弟
冷蔵庫の中で整列する姿はカワイイ。でも4人家族が味噌汁を作ろうとすると「あ、1個足りないやつだ…」となる。毎回この小さな裏切りに遭うのも、もはや恒例行事です。
野菜の3点セット
玉ねぎ3個、きゅうり3本、なす3個。スーパーで「三銃士」を見かけるたびに「おぉ、また3！」と心の中で突っ込む私。見た目のバランスもいいから仕方ないんだけど、4人家族からすると「せめてもう1本生やしてくれ」と願わずにはいられません。
麺類3玉パックの陰謀
焼きそばやうどんの「3玉セット」。これはもう、4人家族を悩ませるラスボス級の存在。結局もう1玉を追加で買って「3＋1」の裏技を使うことに。メーカーさん、最初から4玉入りも作ってください！
プリンやゼリーの悲劇
3個入りプリンは、家庭内で小さな戦争を引き起こす兵器です。子どもが2人なら「最後の1個」をめぐるバトル勃発。うちでは「あみだくじ」で決めたことも。勝者は大喜び、敗者は拗ねる。プリン1個でここまで波乱を呼ぶとは…。
4人家族が直面する「3個入りあるある」
永遠に足りない「あと1個問題」
「納豆1パックを分け合う？」→不可能。
「デザートを4等分にする？」→怒られる。
毎回あと1個欲しいのに叶わない…これぞ4人家族の永遠のテーマです。
余分に買うと余らせる罠
「じゃあ2パック買えばいいじゃん」と思うでしょ？でも6個入りになると、今度は消費期限との戦い。冷蔵庫の奥で発見されたときの絶望感、あれは一度経験すると忘れられません。
買い物がちょっと憂鬱になる
毎回「また3かぁ」とため息をつきながらかごに入れる。大げさかもしれませんが、この“ちょっとした足りなさ”が積み重なると、買い物そのものがプチストレスになるんです。
3個入りを笑って乗り切る裏ワザ
シェアで笑いに変える
納豆3つを大皿にまとめて「みんなで好きに取って〜」とやれば、不思議と公平感が出るんです。取り分け合戦が始まって、食卓がちょっと賑やかになるのも悪くない。
単品追加で「3＋1作戦」
麺類3玉＋単品1玉。豆腐3丁＋単品1丁。もうこれが我が家の鉄板ルール。少し手間はかかりますが、「よし、今日は勝った！」という謎の達成感が得られます。
あえて取り合いを楽しむ
デザートが3つしかないなら、じゃんけん大会にしちゃう。勝者の喜びと敗者の悲しみ。これも家族のイベント。むしろ3個入りは笑いを生むエンタメ商品なんじゃないかと思えてきます。
3個入りが秘めるポジティブな側面
食品ロスを減らす救世主
3個入りは少人数世帯にとって「ちょうどよく食べ切れる」サイズ。余らせずに済むから、食品ロス削減にひと役買っているんです。
実はお財布にも優しい
単品で買うより1個あたり安くなるケースが多い。小さな節約ですが、チリも積もれば山となる。気づけば「3個入りありがとう！」となっていることも。
コンパクトで持ち運び楽ちん
4個入りや5個入りだと袋がパンパンになるのに、3個入りならすっきり。冷蔵庫にストンと入るサイズ感も、地味にありがたいんですよね。
さいごに
スーパーの商品が「3個入り」ばかりなのは、消費者心理・価格戦略・売り場の事情が全部重なった結果。便利でお得そうに見えるし、ロスも減らせる。理屈でいえば「3個入りこそ正義」。
…でもですよ。4人家族にとっては、やっぱり「惜しい！」の一言に尽きます。あと1個さえあれば平和なのに。毎日の買い物で感じるこの小さなジレンマは、もはや“日本の家庭あるある”なんじゃないでしょうか。
次にスーパーで3個入りを見かけたら、「また3かぁ」と笑いながらかごに入れてみてください。そうやって工夫しつつ乗り切れば、買い物がちょっと楽しくなって、家族の食卓ももっと賑やかになるはずです。
